スタートアップでの業務内容
Justyさん
こんにちは。
私は4年目の弁護士ですが、スタートアップへの転職をヘッドハンターから勧められることがあります。起業間もない会社がなぜ弁護士を採用するのか、本当に弁護士を必要としているのか、よく理解できません。実際のところ、スタートアップで働く弁護士はどんな業務を担当しているのでしょうか。
4年目弁護士
4年目弁護士様
ご質問ありがとうございます。
鋭い視点ですね。スタートアップをクライアントにしている法律事務所が数多くある中で、自前で弁護士を雇いたいと考えている経営者は何を求めているのでしょうか。いくつか理由は考えられます。スタートアップを支援している事務所が多いといっても、スタートアップの数も多く、自分たちが必要だと思うときにスピーディーにアドバイスを受けられないこともあります。また、契約書のチェックなどルーティン・ワークにアウトサイドカウンセルを使ってコストが発生するのを嫌がる経営者もいます。事業が軌道にのったスタートアップであれば、早めにインハウス・カウンセルを雇い入れて法務リスク管理を徹底しておきたいと考えるところもあるでしょう。
スタートアップで働いている弁護士は法務が関わる全てのことをサポートします。特に本業における法律相談や、新しいプロジェクトの立ち上げの際の法務リスクチェック、プロジェクトを遂行している最中に発生する法務リスクへの対応などはウェイトが大きいです。その他に契約書チェック、当局対応、労務、コンプライアンス、コーポレート・セクレタリーなど、業界によってカバーする範囲は変わるものの、スタートアップにおける弁護士への期待値は高いケースがほとんどです。また、インハウス弁護士は「仲間」として会社へ迎え入れられます。スタートアップならではの、運命共同体のようなチームの一体感は、事務所では味わえない刺激かも分かりません。
2021年9月現在、Just Legalでは5社のスタートアップ企業をお手伝いしております。よろしければ弊社コンサルタントから話を聞いてみてください。
よいご縁に巡り会えますように。
Justy