当局から民間への転職について

Byアンディ・クラブ コンプライアンス&リスク担当
私は元々イギリス出身で、過去18年間、日本の金融業界でエグゼクティブサーチに従事してきました。この間、理想的なキャリアステップを踏んだ人、期待通りにいかなかった人など、沢山の事例を目にしてきました。言わずもがなですが、複雑化が進んでいる今日の労働市場において、キャリア・コンサルタントに相談せずに転職することは危険です。この記事でフォーカスする規制当局に勤める方々においても同じ事が言えます。規制機関から金融機関への移行は、英国や米国などではかなり一般的になっており、多くの方がこれまで素晴らしいキャリアを築いておられます。転職がうまくゆけば、職業的および個人的な利益をもたらし、規制経験を活かしながら新たな挑戦に取り組むことができます。
当局で働いてきたプロフェッショナルは、規制の枠組みや執行慣行について詳細な知識および理解を持っています。この知識は、複雑な規制環境をナビゲートする必要がある金融機関にとって非常に貴重です。当局出身のコンプライアンスオフィサーは、組織の方針や手続きを形成する上で重要な役割を果たし、金融機関内でベストプラクティスを積極的に実施する役割を担います。当局での仕事とは違った形で自分の仕事の直接的な影響を組織の運営や文化に感じることができるため、仕事の満足度を高めることにもつながります。
コンプライアンスオフィサーとして金融機関で働くことは、業務、リスク管理、戦略計画など、ビジネスのさまざまな部門に触れることを意味します。他部門との協働は、コンプライアンス問題を管理するために必要なコミュニケーション能力などのソフトスキルの向上にもつながり、組織内でのリーダーポジションへの昇進の機会にもつながります。
コンプライアンスオフィサーは、組織の戦略的方向性に影響を与えるユニークな立場にあります。規制の動向や潜在的な影響についての洞察を提供することで、コンプライアンスオフィサーは、規制の期待に沿ったビジネス戦略を策定しながら、組織の目標を支援することができます。より強靭で適応力のある体制を創ることが期待されているポジションとも言えます。
私はこれまで多くの当局出身者の転職をお手伝いをしてきました。少なからぬ方がコンプライアンス部長や主要なコンサルティング会社のシニアアドバイザーやパートナーなどの成功したキャリアを歩んでいらっしゃいます。金融機関のダイナミックな性質と絶え間なく進化する規制環境は、コンプライアンスオフィサーの役割が挑戦的で刺激的であることを意味しており、是非このエキサイティングなキャリアについてお話したいと考えております。
面談をご希望の方はandy.clubbe@justlegal.co.jpまでご連絡ください。なお、面談は英語のみの対応となります。
オリジナル記事はこちら https://www.justlegal.co.jp/Transitioning-Financial-Services-Regulator-to-in-house-Compliance/
(日本語翻訳:デビッド高橋 )
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